1970―80年代に発生した、北朝鮮による日本人誘拐事件を、一般的に拉致事件という。被害者家族による長い運動の結果、日本政府は、12件、17名を、拉致被害者と認めた。この間、失われた時間が悔やまれる。しかし、平成14年9月に、小泉首相が北朝鮮に飛び、キムジョンビル(金正日)総書記と会談、席上、金総書記が、はじめて拉致を行っていたと認め、翌月、5人の被害者の帰国が実現した。更に、日本政府は、本格的に支援活動を続行し、被害者支援法も制定した。政府は「対話と圧力」を基本的な姿勢としつつ、6ヶ国協議にも、北との直接協議にも臨んできた。精一杯頑張っているが、一向に進展しないのも事実だ。被害者家族の高齢化にあえぐ家族会は、渡米し、米国政府に直接に要請活動も展開した。その際、ブッシュ大統領も、人権問題であり、拉致はテロと変わらないとして断言、必ず北朝鮮に働きかけると約束してくれたが、したたかな北の外交は、拉致事件は解決済みと涼しい顔、核問題のみに転化してしまっている。
6ヶ国協議は、核開発停止を米朝鮮二国間で進めようとして失敗するなどで迷走し、結局、ブッシュ政権は、何も出来ずに交代となってしまった。愈々1月20 日に発足するオバマ大統領に、期待が集まる。幸い、韓国の李明博政権は、親日的で、拉致問題に配慮をみせている。田口八重子さん(リウネ)に日本語を教わった、大韓航空事件の金賢姫が、久しぶりに国際電話に出て、田口さんの思い出話など語ったことは、明らかに韓国国内の変化を示している。
6ヶ国協議は、核開発停止を米朝鮮二国間で進めようとして失敗するなどで迷走し、結局、ブッシュ政権は、何も出来ずに交代となってしまった。愈々1月20 日に発足するオバマ大統領に、期待が集まる。幸い、韓国の李明博政権は、親日的で、拉致問題に配慮をみせている。田口八重子さん(リウネ)に日本語を教わった、大韓航空事件の金賢姫が、久しぶりに国際電話に出て、田口さんの思い出話など語ったことは、明らかに韓国国内の変化を示している。
それにしても、家族会が中心の「救う会」の活動には頭が下がる。全国各地で、大集会、写真展、署名運動を毎月何回も開催、政府や議員連盟、自治体に働きかけてきた。
この間、韓国前政権は、親北、融和政策で、拉致事件に全く関心を示さない。米国も、ブッシュ氏は政権交代期に入り空転だ。
この間、当然、日本は、北への軽油提供を再開していない。
東京都も、「被害者を救出する知事の会」に参加、活発な支援活動を展開している。去る12月7日―13日には、都民ホールでシンポジュウムを開催、同時に写真展も開催した。保坂も、写真展などを中心に参加した。
改めて、拉致は、国家主権及び国民の生命と安全を侵害した重大なテロ事件、被害者や家族に高齢化が進んでいる現状から、本年こそはと、強い決意も新たにしている。